3月決算企業の第1四半期決算発表もほぼ終わりましたが、第1四半期ということもあって通期の業績予想を上方修正する企業はあまり多くありませんでした。しかし、3月決算企業の第1四半期決算発表と並行して行われていた12月決算企業の中間決算発表では折り返し地点ということもあって通期の業績予想の上方修正に踏み切る企業も比較的多くみられました。

しかし、その一方で通期の業績予想を据え置いた企業も少なく、そうした銘柄のなかには上期実績が大きく上振れたものもみられます。そこで今回は通期予想は据え置きとなったものの、上期実績が会社予想を2割以上上回って着地したものをピックアップしてみました。

例えば上期実績が3割以上予想を上回ったワールドホールディングス <2429> やロイヤルホールディングス <8179> では決算後に株価が水準を切り上げています。

◆通期予想据え置きながら上期実績が予想を2割以上上振れて着地した12月決算銘柄

金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト

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