先月下旬からスタートした3月決算企業の第1四半期の決算発表も先月中旬に終わりました。したがって8月の第2週に決算を発表した銘柄でもアナリストによる業績や目標株価の見直しもずいぶんと進んだと思われます。
そこで今回は8月7日に決算を発表したTOPIX500採用の3月期決算銘柄を対象に決算後に2社以上から目標株価の引き上げがあったもの(足元の株価を上回るもののみ対象)をピックアップしてみました。
そのなかでも目標株価の引き上げが目立つのが第1四半期の営業利益が大幅な増益となり市場予想も大きく上回ったソフトンバンクグループ <9984> や鹿島 <1812> で、ソフトンバンクグループは6社が、そして鹿島は4社が決算後に目標株価を引き上げています。また、不二製油グループ本社 <2607> と東レ <3402> 、太陽誘電 <6976> でも3社が目標株価を引き上げています。
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券
シニア・マーケットアナリスト
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