3月決算企業の第1四半期決算発表も先月中旬に終わりましたが、日本経済新聞の集計によるとこの第1四半期は上場企業の約7割が増益を確保し、2割を超す経常増益となったようです。そしてこのように好調な決算となるなかで通期の業績予想を第1四半期から上方修正する企業も少なからずみられました。

そこで今回は上方修正により営業利益の最高益更新の達成確度が一段と高まった3月決算銘柄をピックアップしてみました。

例えば4割余りの増益予想が上方修正で6割近い増益予想となった制御機器大手のIDEC <6652> では、決算で水準を切り上げた株価が先週末に続いて本日も大幅高となり年初来高値を更新しています。また、上方修正で3割近い増益予想となった物流機器大手のダイフク <6383> でも株価が大きく上昇し年初来高値を付けています。

◆上方修正に踏み切った最高益更新予想の3月決算銘柄

金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト

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