先週末で2017年度の上期も終了となりました。その上期を振り返ると3月末に19,000円を小幅に下回る水準だった日経平均は地政学リスクが高まったことで4月中旬に18,000円台前半まで調整しましたが、持ち直すと6月には20,000円の大台を回復しました。
その後20,000円前後で揉み合った日経平均は9月に19,000円台前半まで下落する場面もありました。しかし、地政学リスクが後退したこともあって20,000円台を回復して9月末を迎えています。
こうしたなか今回は上期に苦戦しながらも評価が高い銘柄を取り上げてみました。具体的には上期の株価パフォーマンスがマイナスとなったTOPIX500採用銘柄のなかから強気(強気とやや強気の合計)の割合が6割以上のものをピックアップしています。
例えば上期に株価が1割以上下落した日立ハイテクノロジーズ <8036> や日本碍子 <5333> では強気評価の割合が7割超となっているほか、上期の株価がわずかにマイナスとなったセブン&アイ・ホールディングス <3382> では強気評価の割合が9割を上回っています。
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券
シニア・マーケットアナリスト
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