3月決算企業の中間決算発表が来週からスタートしますが、決算発表を前に上期の業績予想を上方修正する企業も出始めています。そしてそうした銘柄のなかには通期の業績予想をあわせて修正しなかったことで下期の業績見通しがそれまでの増益から減益となっている銘柄も幾つかみられ、そうした銘柄ではいずれ通期の業績予想も修正される可能性が高そうです。

そこで今回はそうした銘柄をピックアップしてみました。例えば日本M&Aセンター <2127> では上期の営業利益の予想を従来の57億円から約71億円に引き上げたことで下期の予想がそれまでの前年同期比で25%の増益から15%強の減益となっています。また、ローム <6963> でも上期の営業利益を引き上げたことで下期の見通しが二桁の増益から二桁の減益となっています。

上期の上方修正で下期が増益予想から減益予想となった増益予想の3月決算銘柄

金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト

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