ミドルリスク・ミドルリターン型の投資として注目を集めつつあるソーシャルレンディング。最近は投資先が日本国内だけではなく、海外をメインに扱うファンドも誕生してきている。

ソーシャルレンディング型の海外ファンドは、国内ファンドよりもリターンが大きい傾向にある。

例えば国内の不動産物件を扱うファンドだと、金利は一般的に3〜5%だが、海外の不動産物件を扱うファンドだと6〜11%のことが多い。

また日本円建による投資のほかに、米ドル建やユーロ建による投資もできるため外貨による資産形成もできるのが特徴だ。

ソーシャルレンディング型の海外投資ファンドのリスク

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(写真=sdecoret/Shutterstock.com)

リターンが大きいが、その分、リスクも高くなる。

海外の企業などに融資をするため、その国の経済情勢が悪化すると債務不履行による貸し倒れが発生するリスクが高まってしまう。不動産などの担保付ローンであっても、その担保の不動産価値そのものが下がる可能性も否定できない。

また為替リスクも考慮する必要がある。米ドル建てやユーロ建て投資を行った際、期間満了の1〜2年後に投資したときよりも円高になっていると損益が生じるなかもしれないからだ。

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