本日の日本経済新聞では「上場160社上方修正」と伝えています。26日までに164社が上期業績を上方修正しており、年間でも従来予想を上回りそうで上場企業の業績が一段と拡大すると報じています。そこで今回は決算発表の一段の本格化を前に会社予想の営業利益とコンセンサス予想の営業利益を比較して上振れ期待の大きい銘柄をチェックしてみました。

具体的には来週以降に決算発表を予定しているTOPIX500採用の3月決算銘柄で、コンセンサス予想の営業利益が会社予想の営業利益を2割以上上回っているものをピックアップしています。

例えばリコー <7752> ではコンセンサス予想が会社予想を9割近くも上回っているほか、任天堂 <7974> でもコンセンサス予想が会社予想の倍以上の水準となっています。

決算発表スケジュール(10月30日)

もう一つのヒント

◆週明けの決算発表スケジュールは

3月決算企業の上期決算発表が今週からスタートしています。来週は決算発表も一段と本格化しますが、そうしたなかで週明けはカルビー <2229> やTDK <6762> 、任天堂 <7974> などが決算を発表する予定です。

金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト

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