2017年11月14日11時過ぎに志摩力男さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き

現在の為替相場の傾向や相場観

(写真=PIXTA)

為替相場は、全体的にボラティリティが低下している。

米ドル/円は、113円より下は底堅いが、114円台も重く、日々のあやを狙った売買が有効。

米税制改革法案の行方が正式に決まるまでは、米ドル/円が動意づくのは難しいだろう。

現在の為替相場の戦略やスタンス

マーケットの期待度は低いが、税制改革法案が議会を通った場合、米ドル高・円安、米金利上昇を招くため、その際は素直にその動きについていきたい。

また、急騰していた日経平均は、日銀の買いの影響もあり、意外と大きく崩れる様子がない。日経平均が底入れすれば、米ドル/円も上昇が期待できそうだ。

他通貨では、ファンダメンタルズが悪化している英ポンドが弱く、メイ英首相の退陣を巡る報道も出てきている。そして、米ドルの方向性が定まらない中、ユーロは底堅いため、ユーロ/英ポンドは底入れして上昇するようにも見えてきた。

志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006-2008年ドイツ証券等、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任、その後香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立した後も、世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現在も現役トレーダーとして活躍する。志摩力男の実践リアルトレード

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。