つみたてNISAのメリット③長期投資に効果的

橋詰:なるほど。さあ、そのメリットの3つ目ですね。

篠原:この3つ目は非常に大きいと思います。つみたての威力っていうことですね。

橋詰:はい。なんなんでしょうね。

篠原:つみたてNISAというタイトルになっているんですけど、つみたてという言葉が非常に投資の世界で、そして長期にわたって運用していくには効果的な投資法なんですね。

橋詰:そうなんですね。貯金のつみたてとはまた違うらしいですね。

篠原:また、違うんですよ。解説しましょうか?

橋詰:お願いします。

篠原:中級編と初級編、どっちがいいですか?

橋詰:初級編でお願いします。

篠原:わかりました。では、初級編いきましょう。これは書いていただいたほうがいいかもわかんないですね。

橋詰:メモしますね。

篠原:はい。リスナーのみなさんもね。

橋詰:紙をご用意ください。

篠原:そして、できたら電卓も置いていただいて。では、僕は貯金をする人としましょう。

橋詰:篠原さんが。

篠原:僕は貯金をする人。橋詰さんはつみたてNISAをする人にしましょう。

橋詰:つみたてNISA、はい。

篠原:つみたても、投資信託じゃ、ちょっとややこしくなるので。投資信託って最後転売しますよね。売却しますよね。売却目的で、ガソリンを毎月購入したというようなたとえでいきましょう。

橋詰:ガソリンを私は買う。

篠原:買います。

橋詰:篠原さんは?

篠原:僕は貯金をします。僕は1000円、1カ月目銀行に貯金をします。

橋詰:これは月に1000円。

篠原:月に1000円。橋詰さんは同じ日に1000円出すんですけども、1000円ガソリンを買います。ガソリンって価格が変動しますよね。ということは、その買う日は、1リットル100円だったとしましょう。で、橋詰さんは1000円を購入します。では、何リットル買えるでしょうか。

橋詰:10リットルのガソリンを私は買います。

篠原:10リットルを家に持って帰ってください。2カ月目。また僕は1000円を銀行に入れます。

橋詰:毎月1000円を使うわけですね、お互いね。

篠原:そうですね。で、橋詰さんは、同じ日にまた1000円を買いに行くんですけども、この日はガソリンがやっぱり安くなっているんですね。価格変動しますので。高くなったり安くなったりします。で、1リットル50円だったとしましょう。

橋詰:ようけ買えますよ。1000円だったら20リットル買えますね。

篠原:20リットル買えましたね。3ヶ月目、僕はまた1000円を銀行に入れます。同じ日に橋詰さんは1000円を持ってガソリンを買いに行くんですけど。

橋詰:ということは、篠原さんは3カ月目3000円になっていますね。

篠原:銀行に入ってます。橋詰さんはまた、1カ月目と同じ料金の100円だったとしましょう。で、1000円持っていきました。

橋詰:また10リットル買えますね。

篠原:買えます。さあ、ここで、僕は銀行の残高を見たら、3000円入ってたんですね。

橋詰:そうです、そうです。

篠原:もちろんですよね。で、橋詰さんは家に合計何リットルありますか?

橋詰:40リットルです、3カ月で。

篠原:40リットルありますよね。40リットルで、3カ月目の価格1リットルいくらでしたっけ?

橋詰:100円ですね。

篠原:100円ですよね。40リットルを転売しましょう、100円で。1リットル100円なので。これ買ってください、ってかんじで。

橋詰:4000円で売れますから、貯金をしている篠原さんより、1000円多い状態ですね。

篠原:多い状態ですね。拠出額は?

橋詰:3000円ですね。

篠原:3000円ですよね。僕も3000円ですよね。これは、つみたてNISAの仕組みなんですよ。

橋詰:なるほど、普通に貯金するよりもお得だと。ただ、これ変動しますよね、ガソリンが。

篠原:変動します。

橋詰:もっと安くなるときもあれば、もっと高くなるときもありますね。それでも毎月一定の1000円ずつを買い続けるわけですか。

篠原:一定の期間で一定の額を購入し続けるんですね。

橋詰:途中でやめたくなったりすると思うんですけど。

篠原:やめないです。

橋詰:やめちゃいけないんですか?

篠原:やめちゃいけないです。これは量を稼ぐんですね。

橋詰:ほお。

篠原:投資信託で言ったら、口数って言うんですが、口数を毎月毎月増やしていくんですね。要は積み増ししていくというイメージを持っていただいたほうがいいと思います。

橋詰:これが大事なんですか?

篠原:これ大事なんです。これが高くなったら、もちろん値上がりしてきたら、その分あんまり買えないですよね。値下がりしてきたら、その分たくさん買えますよね。たくさんバーゲンセールで買っていって、それが下がり続ける市場ってまずないので、それが上がったときに、昔買ったやつがすべて上がっているというようなことが、10年20年してたら、量を操作できると。

橋詰:我慢強く持っていないといけないということですか。

篠原:そうですね。やめないことですね。もちろん僕自身もこの投資を、つみたてNISAじゃないけどやっています。