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セブンカフェとは

国内で約15,000店舗をという圧倒的なシェアを誇るセブンイレブン。セブンイレブンで取り扱う商品には多くの日本一販売量の商品が多くあります。ソフトドリンクやナショナルブランド商品を全国的に販売展開する力は強力ですが、2014年セブンイレブンには新たなキラーコンテンツが登場しました。

それは、「セブンカフェ」です。セブンカフェは2014年1月から全国展開をはじめたセルフ式のドリップコーヒーであり、本格展開からわずか半年足らずで累計販売5000万杯を突破しました。9月には国内全店舗に導入する予定で、初年度の販売数は日本マクドナルド「マックカフェ」を超える4.5億杯を超える見込みです。こうした品質や商品で顧客を惹きつける代表的な商品となったセブンカフェですが、そこには徹底した商品戦略と試行錯誤がありました。こうしたセブンカフェはなぜ生まれたのか、コンビニ関連市場の展望を含めて考察及び分析を行います。


マシーンのメーカーはどんな企業

このコーヒーマシーンを作っているのは古河グループの中核企業で準大手重電三社のうちの一角である神奈川県に本社を置く富士電機です。大型電気機器を主力とする日本の重電機メーカーの1社で自動販売機分野では国内1位のポジションに位置しています。三洋電機から製造子会社株式の譲渡を受け規模を拡大したためそのシェアも過半数を超え圧倒的なシェアとなっています。

これまでは1杯ずつ豆を挽いて入れられる、セブンが求めるようなコンパクトなマシンは存在しませんでした。そこで富士電機に協力を仰ぎ、豆を挽くグラインダー、挽いた豆に空気を送り込み湯の中で攪拌する仕組み、出がらしを入れるバケツ、店舗オーナーの操作のしやすさなどを徹底的に吟味し、1年を費やして完成に至ったのです。