10月下旬からスタートした3月決算銘柄の第2四半期決算発表も先月中旬に終わりましたが、日本経済新聞の集計によるとこの上期は2割を超す経常増益となったようです。そして上期がこのように大幅な増益となるなか、折り返しの中間決算ということもあって通期の業績予想を上方修正する企業も目立ち、そのなかには第1四半期に続きこの第2四半期に二度目の上方修正に踏み切った企業もありました。
そこで今回はそうした銘柄のなかから2四半期連続の上方修正でついに営業利益の通期見通しが減益予想から増益予想に転じた3月決算銘柄をピックアップしてみました。
例えばトヨタ <7203> では期初に20%近い減益を見込んでいた営業利益を第1四半期に上方修正したものの、それでもまだ7%余りの減益予想となっていましたが、この第2四半期にも上方修正を行ったことでわずかな増益予想に転じています。
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト
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