今年も先々週の金曜日から師走相場入りとなりました。したがって11月に入り決算発表シーズンの終盤に決算を発表した企業でもアナリストによる業績や目標株価の見直しもある程度進んだと思われます。
そこで今回は先月13日以降に決算を発表したTOPIX500採用の3月期決算銘柄を対象に決算後に3社以上から目標株価の引き上げがあったもの(足元の株価を上回るもののみ対象)をピックアップしてみました。
そのなかでも特に目標株価の引き上げが目立つのが通期の営業利益の見通しをコンセンサス予想を上回る水準に上方修正し、1割近い減益予想が一転して2割近い増益予想となった出光興産 <5019> で、決算発表以後に5社が目標株価を引き上げています。また、三井住友フィナンシャルグループ <8316> と第一生命ホールディングス <8750> 、東京海上ホールディングス <8766> でも決算発表後に4社が目標株価を引き上げています。
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト
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