10月下旬からスタートした3月決算銘柄の中間決算発表も先月中旬に終わり、それからおよそ1ヵ月が経過しました。したがってアナリストによる業績や目標株価、さらに投資判断の見直しも随分と進んだと思われます。
こうしたなか昨日は強気(強気とやや強気の合計)の評価が決算発表前に比べて増えた銘柄を取り上げましたが、今回は反対に強気の評価が決算発表前に比べて2人以上減ったものをTOPIX500採用の3月決算銘柄のなかからピックアップしてみました。
そのなかで強気の評価が決算発表後に3人減となったのが味の素 <2802> とキーエンス <6861> 、村田製作所 <6981> で、味の素は強気評価の割合が54%弱から30%強まで低下し過半数割れとなったほか、キーエンスでも64%強から50%まで低下しています。村田製作所も強気評価が14人から11人となったものの、それでも強気評価の割合は7割を超える高い水準を維持しています。
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト
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