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三越銀座店内に免税店をオープン予定

7月31日、三越伊勢丹ホールディングス、日本空港ビルデング、成田国際空港の100%子会社であるNAAリテイリングは、三越銀座店の8階に空港型免税店「JAPAN DUTY FREE GINZA(ジャパン・デューティ・フリー・ギンザ)」を来年の秋に開店する事と、新合弁会社を共同出資で設立することを発表しました。

新会社設立は観光立国推進の一環として、国内初となる首都圏での空港型免税店の展開となります。同店では、消費税を始め、輸入関税、酒・タバコ税も免除されます。新会社「株式会社 Japan Duty Free Fa-So-La 三越伊勢丹(仮称)」の出資比率は、日本空港ビルデングが45%、三越伊勢丹が27.5%、NAAリテイリングが27.5%の割合となっています。資本金は1,000万円で、まだ代表者などは決まっていません。


免税店の特徴を導入

空港型免税店には、百貨店や家電量販店で実施されている消費税分に限った免税だけでなく、輸入関税や酒税、タバコ税も免除となる特徴があります。このことで訪日外国人観光客への利便性を向上させられるとしています。

首都圏初となる三越銀座店に空港型免税店を設置する際の課題となっていた商品の受け渡し体制については、成田国際空港が運営する成田空港との協力で解決していきます。三越内の空港型免税店を利用した顧客が、パスポートもしくは航空券などを提示して商品を購入すれば、商品を羽田空港か成田空港で受け取るという仕組みです。大西洋・三越伊勢丹HD社長は、日本の良い物や訪日外国人観光客に本当に買って欲しいと誇りを持って言える品揃えを目指したいとしています。

また、日本空港ビルの鷹城勲社長も、空港内の免税店では限られた短い時間で買い物をしなければならないし、十分なスペースもとれない、と空港でのショッピングの制約を述べ、新店舗であればショッピングを十分に楽しむことができると期待を語っています。なお、新店舗では、日本人でも出国予定があれば商品を購入することが可能です。ただし商品は羽田空港か成田空港で受け取ることになります。