小売り企業を中心とした2月決算銘柄の第3四半期決算がスタートしています。既にニトリホールディングス <9843> や高島屋 <8233> 、しまむら <8227> などが決算を発表しており、先週末の取引終了後に決算発表したニトリホールディングスは決算を嫌気して昨日に株価が急落しました。第3四半期の営業利益は第2四半期の減益から増益に転じたものの、二桁増益の通期予想に対して小幅な増益に止まったことから失望売りが膨らみました。
これから決算発表はさらに本格化します。年内にはJ.フロント リテイリング <3086> が本日、アダストリア <2685> が28日に決算発表を予定しています。さらに年明けには5日にスギホールディングス <7649> などが、9日にヨンドシーホールディングス <8008> などが、10日にローソン <2651> やエービーシー・マート <2670> 、良品計画 <7453> 、イオン <8267> などが、そして11日にセブン&アイ・ホールディングス <3382> などが決算を発表する予定です。
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト
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