10月下旬からスタートした3月決算銘柄の中間決算も先月中旬に終わりましたが、決算を受けて株価がその後大きく水準を切り上げる銘柄もあれば、反対に決算後に株価が下落する銘柄もみられます。そこで今回は決算発表後に株価が冴えない展開となりながらも今後の回復が期待されている3月決算銘柄を取り上げてみました。

具体的には決算発表前に比べて株価が5%以上下落している銘柄で、目標株価コンセンサスが決算発表前の株価を上回るものをピックアップしてみました。

例えば村田製作所 <6981> では通期の業績予想を下方修正したことで決算発表前に比べ14%余り株価が下落していますが、目標株価コンセンサスは決算発表前の株価を3%上回っています。また、決算発表前に比べ株価が10%余り下落しているソフトバンクグループ <9984> では目標株価コンセンサスが決算発表前の株価を30%余りも上回っています。

投資のヒント
(画像=マネックス証券)

金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト

【関連リンク マネックス証券より】
2018年の投資環境  世界経済の拡大続く 死角はないが「もしもは起こる」と考える 市場の変動性自体がリスク
日経平均が2万3000円の大台に乗せて今年を終えることができるか
2018年は「3」がキーワード...来年の日本経済に注目
年明けは利益確定売りに注意
日経平均反発 来週の掉尾の一振を期待させる終わり方