本日から2018年の取引も開始となりましたが、昨年を振り返ると衆議院選挙での与党の圧勝や好調な中間決算を受けて水準を切り上げた日経平均は11月7日に1996年6月に付けたバブル崩壊後の戻り高値(22,666円)を上回って1992年1月以来25年10ヵ月ぶりの高値を付けました。そしてその後も高値圏で推移したことで昨年の日経平均は年間で19.1%の上昇となっています。
こうしたなか今回は昨年活躍しながらもまだ上値余地がありそうな銘柄を取り上げてみました。具体的には昨年に日経平均を上回るパフォーマンスを残した銘柄で、目標株価コンセンサスが昨年末の株価を1割以上上回るものをピックアップしてみました。
例えば昨年株価が7割近く上げた任天堂 <7974> では目標株価コンセンサスが昨年末の株価を3割近く上回るほか、昨年8割以上上げた東京エレクトロン <8035> でも目標株価コンセンサスが昨年末の株価を2割近く上回っています。
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト
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