昨年10月下旬からスタートした3月決算銘柄の第2四半期決算発表も11月中旬に終わりましたが、日本経済新聞の集計によるとこの上期は2割を超す経常増益となったようです。そして上期がこのように大幅な増益となるなか、折り返しの中間決算ということもあって通期の業績予想を上方修正する企業も目立ちましたが、そうした銘柄のなかには上方修正で一転して最高益更新予想となった銘柄もみられます。

そこで今回は上方修正で営業利益が最高益更新予想となった3月決算銘柄のなかから特に十年以上ぶりに最高益更新が見込まれるものをピックアップしてみました。

例えば通期の営業利益を5000億円から6300億円へと上方修正したソニー <6758> では1998年3月期に付けた最高益を20年ぶりに更新する見通しとなっています。また、TOWA <6315> でも20年ぶりの最高益が見込まれるほか、ゴールドウィン <8111> では26年ぶりに、フジ住宅 <8860> では27年ぶりに最高益更新が予想されています。

十年以上ぶりの最高益更新が期待される銘柄
(画像=マネックス証券)

金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト

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