2018年1月30日11時過ぎに志摩力男さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

今週は、先週のムニューシン米財務長官による米ドル安容認発言と、それを否定するトランプ米大統領の発言の真意を確認する週となりそうだ。

このところの米長期金利の上昇と米ドル下落の背景には、中国の動きが関係している可能性がある。ダボス会議におけるトランプ米大統領の発言が、米中貿易戦争の宣戦布告とも報道され、中国の資金が米ドルから欧州通貨や日本円にシフトしているのではないかとの憶測が浮上してきた。

現在の為替相場の戦略やスタンス

今週は月末のリバランスによる調整もあるが、金利上昇、米ドル安のトレンドは続くだろう。

米ドル/円は、107円付近に長期の上昇トレンドラインがあり、この水準を抜けるには時間がかかりそうだ。ただ、107円を割り込んだ場合、トレンドの方向性がより明確になる。

今週は2日(金)に米雇用統計の発表が予定されている。米減税による影響で平均時給が+0.4%となれば、瞬間的に米ドル買いになるかもしれないが、基本的な米ドル安トレンドは変わらないだろう。

志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006-2008年ドイツ証券等、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任、その後香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立した後も、世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現在も現役トレーダーとして活躍する。志摩力男の実践リアルトレード

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。