2018年2月6日11時過ぎに志摩力男さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

昨日5日(月)、米国株が急落し、NYダウは、2008年のリーマン・ショックを抜く過去最大の下げ幅となった。この米国株の下落を受け、日経平均も大幅に値を下げている。

株価急落前は、世界の金融市場があまりにも安定していたため、低いボラティリティの時に利益が出るオプションの売りが積み上がっていた。コンピューターによる自動売買で取引されていたこれらのポジションは、株価の急落をきっかけにストップロスがつき、さらに下落を加速させた。

現在の為替相場の戦略やスタンス

これまでの相場が崩れ、一気にボラティリティが高騰したため、ここからはリスクオフ対応に思考を切り替える必要がある。

米ドル/円は、現在108円台で推移しているが、本来あるべき水準(フェアバリュー)は、100円を下回る。株価のような暴落が、今後米ドル/円でも起こる可能性は十分にあり、特に2017年9月の安値(107.31円付近)を割り込み107円を切ると、さらに下落が加速しそうだ。

引き続き米ドル/円、クロス円の下落に注目。

志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006-2008年ドイツ証券等、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任、その後香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立した後も、世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現在も現役トレーダーとして活躍する。志摩力男の実践リアルトレード

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。