先月下旬からスタートした3月決算企業の第3四半期の決算発表もほぼ終わりとなりましたが、こうしたなかで1月中に決算を発表した銘柄ではアナリストによる業績や目標株価の見直しもある程度進んだと思われます。

そこで今回は先月31日に決算を発表したTOPIX500採用の3月期決算銘柄を対象に決算後に3社以上から目標株価の引き上げがあったもの(足元の株価を上回るもののみ対象)をピックアップしてみました。

そのなかでも特に目標株価の引き上げが目立ったのがコマツ <6301> で、第3四半期の営業利益の実績が7割を超す大幅な増益となったこともあって決算発表後に7社が目標株価を引き上げています。また、通期の営業利益の見通しを大幅に上方修正した任天堂 <7974> でも6社が目標株価を引き上げたほか、TDK <6762> でも5社が目標株価を引き上げています。

決算発表を受けて3社以上が目標株価を引き上げた銘柄
(画像=マネックス証券)

金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト

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