2018年2月16日12時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

米国株、日経平均の暴落を受け、2月に入り米ドル/円の下落が加速している。 しかし、今週はNYダウが回復しているものの、米ドル/円は、株価の動きに関係なく安値を切り下げている。

米ドル/円の上値を抑えている大きな原因は、トランプ政権の通商問題である。トランプ米大統領は、日本、中国、韓国に対し、不公平な貿易を強く非難し、制裁の可能性も示唆した。

さらに、昨日15日(木)、麻生太郎財務相が、「介入が必要なほど急激な円高ではない」と発言したことも、米ドル/円の下げ足を速めた。

現在の為替相場の戦略やスタンス

米ドル/円は、節目の105円まであと1円というところまで下落したが、105円手前で一旦下げ止まると見ている。105円台ではショートポジションを手仕舞い、戻りを待って売りたい。

ただし、株価が続落するようであれば、100円を目指しさらに下落する可能性もあるため、株価の動向には注意が必要だ。

西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。