3月期決算銘柄の第3四半期決算発表と並行して行われていた12月期決算銘柄の本決算発表もほぼ終了となりました。こうしたなか先んじて決算を発表した銘柄ではアナリストによる業績や目標株価の見直しもある程度進んだと思われます。
そこで今回は1月中に決算を発表した12月期決算銘柄を対象に決算後に2社以上から目標株価の引き上げがあったもの(足元の株価を上回るもののみ対象)をピックアップしてみました。
そのなかでも目標株価の引き上げが目立つのがヒューリック <3003> で、前期の営業利益が2割の増益となったうえ、今期も1割余りの増益を見込むなど好調な業績を受けて決算発表後に5社が目標株価を引き上げています。
また、前期に続いて今期も大幅な増益が見込まれるキヤノン <7751> でも決算発表後に3社が目標株価を引き上げています。そのほかブロンコビリー <3091> とLINE <3938> でも2社が目標株価を引き上げています。
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト
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