2018年2月22日11時過ぎに神田卓也さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

米ドル/円は、先週16日(金)につけた105.55円付近を底値に、昨日21日(水)まで4日続伸となった。本日22日(木)早朝のFOMC議事録公表を受けて、米長期金利が軒並み上昇。2年債は9年ぶり、10年債は4年ぶりの高水準となり、これがドルをサポートした。

しかし、金利の上昇を受けて株価が下落しており、先週みられたような混乱の兆しが気になるところだ。米長期金利が3%に接近してきたことが、株式市場の動揺に繋がらないかが焦点となる。

現在の為替相場の戦略やスタンス

本日22日(木)早朝のFOMC議事録は、内容的にはタカ派とハト派が混在していた。ただし、VIXショック前の1月30日、31日開催分で、イエレン前FRB議長の体制下のものであるため、より注目されるのは、来週28日(水)に控えるパウエルFRB議長の議会証言だ。

また、本日22日(木)の日本時間午後から順次、以下要人発言を控えている。クオールズFRB副議長、ダドリーNY連銀総裁、ボスティックアトランタ連銀総裁など、各々、今年2018年のFOMCの投票権を持つため、発言の内容に注目したい。

神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長上席研究員。1987年福岡大学法学部卒業後、第一証券(株)(現三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社)を経て、1991年(株)メイタン・トラディション入社。インターバンク市場にて、為替・資金・デリバティブ等の取引業務を担当し、国際金融市場に対する造詣を深める。2009年7月(株)外為どっとコム総合研究所入社。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。