3月期決算銘柄の第3四半期決算発表と並行して行われていた12月期決算銘柄の本決算発表も先週前半で終了となりました。そのため2月に入って決算を発表した銘柄でもアナリストによる業績や目標株価の見直しもある程度進んだと思われます。
そこで今回は2月に決算を発表した12月期決算銘柄を対象に決算後に2社以上から目標株価の引き上げがあったもの(足元の株価を上回るもののみ対象)をピックアップしてみました。
そのなかで目標株価の引き上げが目立つのが前期の営業利益が前の期の3倍となったSUMCO <3436> で、決算発表後に6社が目標株価を引き上げています。また、THK <6481> でも4社が目標株価を引き上げたほか、花王 <4452> や東京建物 <8804> 、協和発酵キリン <4151> や資生堂 <4911> 、東海カーボン <5301> 、トレンドマイクロ <4704> でも決算発表後に3社が目標株価を引き上げています。
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト
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