先月下旬からスタートした3月決算企業の第3四半期の決算発表も今月中旬に終わりました。したがって2月に入って決算を発表した銘柄でもアナリストによる業績や目標株価の見直しもある程度進んだと思われます。
そこで今回は5日に決算を発表したTOPIX500採用の3月期決算銘柄を対象に決算後に2社以上から目標株価の引き上げがあったもの(足元の株価を上回るもののみ対象)をピックアップしてみました。
そのなかでも目標株価の引き上げが目立つのが三菱商事 <8058> で、通期の当期利益の見通しを市場予想を上回る水準まで引き上げたこともあって決算発表後に5社が目標株価を引き上げています。また、スズキ <7269> でも4社が目標株価を引き上げたほか、キッコーマン <2801> やパナソニック <6752> 、ケーズホールディングス <8282> でも決算発表後に3社が目標株価を引き上げています。
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト
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