3月期決算銘柄の第3四半期決算発表と並行して行われていた12月決算銘柄の本決算発表も先月中旬に終了しました。そのためアナリストによる業績の見直し作業も随分と進んだと思われます。そこで今回は12月決算企業を対象に先週末時点のコンセンサス予想を改めてチェックし、業績の上振れが期待されている銘柄をリストアップしてみました。

具体的には先週末時点の営業利益のコンセンサス予想が会社予想を5%以上上回る12月決算銘柄をピックアップしています。例えば決算発表前に比べてコンセンサス予想が26%余りも上昇した東海カーボン <5301> では、前期比で3.7倍に拡大すると見込む会社予想を先週末時点のコンセンサス予想がさらに17%以上上回っています。

また、電通 <4324> では決算発表前に比べてコンセンサス予想が小幅に下方修正されたものの、それでも先週末時点のコンセンサス予想は会社予想を16%上回っています。

業績の上振れが期待されている銘柄
(画像=マネックス証券)

金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト

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