(本記事は、藤山大二郎氏の著書『20代で億を稼ぐ!~自己資金ゼロの私が、1年半で年収2億を達成した不動産投資戦略~』ぱる出版、2018年3月1日刊の中から一部を抜粋・編集しています)
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お金を稼いで、あなたは「何」を成し遂げたいのか
これは私も非常に大事にしているのですが、「お金を稼いで何を成し遂げたいのか」ということを必ず明確にしてください。
私の場合は「時間とお金」を得ることに成功しましたが、では「この時間とお金を使って何をしたいのか」というところまで掘り下げて考えなければなりません。
私が面談で「不動産投資でキャッシュフローを毎月100万円を得たら、何をしたいですか?」と質問したとき、「会社の仕事が辛いので、早く会社を辞めたい」という言う人いるのですが、このような人は絶対に成功しないものです。
そもそも会社を辞めるのが目的(=ゴール)という人はいないはずです。会社を辞めてから何をするのかというのが、その人の目的になります。
目の前のことに本気で取り組めない人が、どうやって不動産投資で成功できるでしょうか。
まずは仕事を頑張ってください。
会社の仕事が楽しいと思えるようになってください。
私も会社員時代に辛い経験もしてきましたが、会社の仕事は自分の気持ちや取り組み方次第で何とでもなるものです。簡単にいってしまえば、しっかり仕事を全うすれば評価もされますし、承認もされます。しかし頑張らないと全く評価されませんし、毎日会社へ行くだけで辛い状況に陥ってしまいます。
それでも、自分の心構えを変えて仕事に取り組めば、自ずと仕事が楽しくなるはずです。
そうなれば、不動産投資もうまくいく可能性が高いです。人間の脳はうまくできていて、ポジティブに考えているときは寝る時間を削ってもモチベーションは継続するものです。
「何を成し遂げたいのか」を明確にしていないと、不動産投資での頑張りもなかなか継続できません。
私は兄を自死で亡くしています。そこから休職をして、家族に対して芽生えた責任感や兄を助けられなかった後悔から、兄のように精神障害を持った人のための社会復帰施設や就業支援を、私の残りの人生で成し遂げたいと決意しました。
加えて、私と同じように不動産投資で成功する人を、一人でも増やしたいと思いました。
この2つの目標があったからこそ、休職後に会社へ戻ってからの1年半、猛烈な努力ができたわけです。もし私の気持ちが「なんとなくお金が欲しい」「会社がイヤだから辞めたい」くらいであれば、ここまで頑張れなかったでしょう。
これまで私は不動産投資で成功している著名人にもお会いしてきました。なかには不動産賃貸業ではなく、IT企業を経営し上場させたり、会社をバイアウトして何十億円も持っている、いわゆる死ぬまでお金に困らない人にもお会いできるようになりました。
そのような成功者たちの話を聞いていると、「 僕は○○をやりたい!」「人生で○○を実現したい!」という目標や夢を明確に持っています。「自分は何をやりたいのかな? 」「 海外にでも住もうかな?」なんて言う人に会ったことがありません 。
一度きりの人生、あなたが本当にやりたいことは何ですか?
自分の気持ちに正直になって、考えてみましょう。
口にしてもいいです。紙に書き出してもいいです。とにかく言葉に変えて明確にして、人前でも強く言える気持ちを持ってください。
私は不動産投資を始めてから、必ず年始に筆で目標を書いて、家の至るところに貼るようにしています。人が来たときはちょっと恥ずかしいですが、それを毎日見るだけで頑張れる糧になります。
藤山大二郎(ふじやま・だいじろう)
株式会社NSアセットマネジメント代表取締役 家賃収入は4000万を超える。2015年独立。現在、6社の会社経営に携わり複数事業の収入も含め年間2億以上の収入を稼ぐ。「誤った不動産投資をさせない」をモットーに、株式会社NSアセットマネジメントを設立。