(本記事は、藤山大二郎氏の著書『20代で億を稼ぐ!~自己資金ゼロの私が、1年半で年収2億を達成した不動産投資戦略~』ぱる出版、2018年3月1日刊の中から一部を抜粋・編集しています)
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不動産投資ならではのメリット3つ
私はこれまで株式投資、FX、アフィリエイト、物販など多くの副業を経験しています。26~28歳時には、情報商材も扱ったネットビジネスにも携わっていたことがあります。しかし、そのなかで安定して上手くいったのは、不動産投資とアフィリエイトだけでした。
それでは最初の副業をするにあたり、なぜ私は不動産投資をオススメするのか。その理由は大きく3つあります。
1つ目の理由は、時間がかからないからです。会社員の方が副業する場合、空いている時間や仕事が終わったあとに行うことになります。私が株式投資やFXをしていたときは、朝からずっと相場を気にしていました。お昼ご飯を食べている時も会議中も、とにかく気になって全く仕事が手につかなかったのです。
また物販も、私は会社員時代にいわゆるECのプロとして業務に携わってきましたが、結局のところ昔ながらの小売業なわけで、インターネットだけでは完結できません。規模が大きくなれば外注に任せたり、自動化できると思いますが、その仕組み化は不動産投資よりもはるかに難易度が高いです。
ですから物販の場合は、自分で店舗に仕入れに行ったり、商品を梱包して出荷したりするなど非常に手間がかかります。
ほかの副業と比べると、不動産投資は圧倒的に時間がかかりません。物件を購入したり、金融機関を開拓したりするなどの時間はかかります。
しかし買ったあとの運営には、ほぼ手間がかかりません。もちろん満室にするまでにはいろいろなやり取りが発生しますが、一度満室にしてしまえば、その後に労力がかかることはまずありません。管理会社からたまにメールや電話が来るくらいで、強いていうならお金が振り込まれているかを確認し、通帳に記帳するくらいでしょう。
収入を拡大していこうと思ったときに、「時間を使って稼ぐ」という考え方は捨ててください。とにかく時間がかからない仕組みを最優先につくるのが必須ですし、この考え方はフェーズが変わって事業をつくるうえでも必要不可欠といえます。
2つ目の理由は、自己資金が少なくてもできるからです。
たとえば株式投資の場合、100万円を毎月儲けようと思ったら、最低でも1000万円の元手資金がないと難しいであろうと思います。
しかし不動産投資は、自分のお金を使わずに銀行からお金を借りて勝負ができるビジネスです。
ただ、ここで勘違いしてほしくないのですが、最近は「自己資金ゼロでもできる!」と謳う書籍が増えましたが、自己資金はあるに越したことはありません。ゼロから始めようとする方もたくさんいますが、選択肢がどうしても狭まってしまいますし、交渉力も弱くなります。
とはいえ、そもそも自己資金がないから副業をやるわけなので、そういった方には自己資金が少なくても勝負をできるのは、不動産投資ならではのメリットです。
3つ目は、会社員としての強みを生かせるからです。
もちろん年収が高い経営者、医者、弁護士、会計士などの方は優遇される傾向にはありますが、普通の会社員でも融資を組めるのです。よく「会社員でも年収1000万円以上は必要だ」と言われることがありますが、極論を言えば、年収が低くても、年齢が若くても、自己資金がなくても、不動産投資は必ずできます。
すでに世の中には実にさまざまな投資法が出ていますので、年収が300万円であっても、自己資金が本当にゼロでもスタートすることができます。
もちろん、その後の規模を拡大するスピードに関しては有利・不利があるわけですが、会社員という属性は大きなメリットであることに間違いありません。
日本の銀行が融資をする際、自営業よりも大手企業に長年勤めることを重視しています。仮に年収が300~400万円でも、一部上場の会社に勤めていれば、融資を受けて不動産投資を始められます。
「年収が低いから」「自己資金がないから」と最初から諦めず、まずは一歩踏み出していただきたいと思います。
藤山大二郎(ふじやま・だいじろう)
株式会社NSアセットマネジメント代表取締役 家賃収入は4000万を超える。2015年独立。現在、6社の会社経営に携わり複数事業の収入も含め年間2億以上の収入を稼ぐ。「誤った不動産投資をさせない」をモットーに、株式会社NSアセットマネジメントを設立。