3月決算企業の第3四半期決算も2月中旬に終わりましたが、日本経済新聞の集計によると上場企業の経常利益は世界的な景気拡大の恩恵を受ける企業がけん引し前年同期比2割近い増益となった模様です。そしてこのように好調な決算となるなかで通期の営業利益の見通しを上方修正する企業も少なからずみられ、そうした銘柄のなかには最高益更新が見込まれるものもあります。
そうしたなか昨日は一桁増益ながら上方修正で最高益更新の確度が一段と高まった銘柄を取り上げましたが、今回は上方修正で二桁以上の増益での最高益更新の確度がさらに高まった3月決算銘柄をピックアップしてみました。
そのなかには20年ぶりの最高益更新が期待されているソニー <6758> や、11年ぶりに最高益を更新しそうな富士電機 <6504> 、さらに10年ぶりの最高益更新が見込まれる三菱瓦斯化学 <4182> やスタンレー電気 <6923> などがあります。
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト
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