先月下旬からスタートした小売り企業を中心とした2月決算企業の本決算発表や8月決算企業の中間決算発表も終了となりました。こうしたなか先々週の半ば以降に決算を発表した銘柄でも業績予想や目標株価の見直しもある程度進んだと思われます。

投資のヒント
(画像=PIXTA)

そこで今回は11日以降に決算を発表した2月決算企業と8月決算企業を対象に決算後に目標株価の引き上げがあった銘柄(足元の株価を上回るもののみ対象)をピックアップしてみました。

そのなかでも目標株価の引き上げが目立ったのがファーストリテイリング <9983>で、中間期の営業利益が3割余りの大幅増益となるなか通期の業績予想を上方修正したこともあって決算発表後に5社が目標株価を引き上げています。

また、今回から2月決算となった安川電機 <6506> でも3社が目標株価を引き上げたほか、良品計画 <7453> とイオンモール <8905> でも決算後に2社が目標株価を引き上げています。

決算発表後に目標株価の引き上げがあった2月・8月決算銘柄
(画像=マネックス証券)

金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト

【関連リンク マネックス証券より】
割安修正に動き始める時 北朝鮮問題の進展はもっと市場に評価されてよい
南北首脳会談、日欧金融政策会合、決算発表と材料目白押しのなか大型連休を控えても堅調推移が見込まれる
5月にかけての相場展望
半導体関連株 押し目買いの好機
日本の財政はどの程度厳しいのか:現状、将来、金融市場への影響に関する6つの疑問