TOKIOの「山口達也問題」で番組やCMの対応に追われた企業は多い。ヤマトホールディングス(HD) <9064> もその一社である。グループ傘下のヤマト運輸が宅急便のCMでTOKIOを全面的にフィーチャーしていたからだ。

5月1日、ヤマトHDの決算発表が行われたのはそんな状況下だった。内容は予想を上回るポジティブサプライズで株価は一時18年ぶりの高値まで上昇する場面も見られた。「TOKIOショック」を乗り越え、クロネコ宅急便は進化を続けることができるのだろうか。今回はヤマトHDにフォーカスしてみよう。