先週は大型連休の谷間で決算発表を行う企業も一旦減り、一昨日も大型連休が明けたばかりとあって決算を発表する企業は多くありませんでした。しかし、決算発表が佳境を迎えるなか昨日から決算発表を行う企業が再び増え、TOPIX500採用企業に限っても昨日は20社余りの企業が決算を発表しました。そこで今回は昨日の決算発表をTOPIX500採用の3月決算銘柄を対象に早速、集計してみました。

投資のヒント
(画像=PIXTA)

昨日の決算発表で目立ったのが大手商社で、丸紅 <8002> 、三井物産 <8031> 、住友商事 <8053> 、三菱商事 <8058> が一斉に後場に決算を発表しました。各社ともコンセンサス予想を上回る強気の当期利益の見通しを発表し、丸紅と三菱商事の株価が4%を超える上昇となったほか、住友商事の株価も3%以上上昇しました。しかし、その一方で三井物産は利益確定の売りに押されてか3%近い下げとなっています。

決算集計(5月8日発表分)
(画像=マネックス証券)

もう一つのヒント

●明日の決算発表スケジュールは

大型連休も終わり決算発表が佳境を迎えています。こうしたなか明日も多くの企業が決算発表を予定しており、清水建設 <1803)や東レ <3402> 、パナソニック <6752> 、スズキ <7269> 、KDDI <9433> などが決算を発表する予定です。

金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト

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