2018年5月15日11時過ぎに志摩力男さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

先週は、米ドルが対円、ユーロ、英ポンドで反発局面を迎えたが、基本的に米ドル高トレンドの調整と見ている。

特に先週のマーケットで注目となったのが、10日(木)に発表された米消費者物価指数(CPI)が予想を下回り、過剰気味だったインフレ懸念がやや後退したことだ。

しかし、依然として米長期金利は高水準を維持しており、金利市場が落ち着く気配は感じられない。

現在の為替相場の戦略やスタンス

米ドル/円は、110円台でダブルトップ形成を予想している意見も多いが、米ドル高トレンドはこのまま継続すると見ている。

総合的に見て、米経済が欧州や日本、その他の国よりも好調であることは明白で、利上げ観測が一番強いのは米国である。米国はファンダメンタルズで他国を圧倒しており、引き続き米ドル高方向を想定している。

米ドル/円は112円方向、ユーロ/米ドルは1.15ドル方向へ、それぞれ米ドル高が進むだろう。米ドル/円は押し目買い、ユーロ/米ドルは戻り売りスタンスで臨みたい。

志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006-2008年ドイツ証券等、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任、その後香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立した後も、世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現在も現役トレーダーとして活躍する。志摩力男の実践リアルトレード

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。