保険料の支払い


それでは気になる保険料の、相場はどのくらいでしょうか?加入の年齢が上がるほど保険料の負担は大きくなります。また、払い込みの期限を65歳までとするか、終身払いとするのかでも、当然保険料は変わってきます。「長生き支援終身」の場合は、40歳男性で、65歳までの払い込みとした場合の月々の保険料は15,445円となります。

また、通常は介護保険の場合は、契約の途中で解約すると、それまでに支払った保険料の一部について解約払戻金を受け取ることができますが、解約払戻金をなくすことで、保険料を抑えた商品もあります。解約払戻金のないソニー生命「介護保険」の場合は、40歳男性が65歳までの支払いで月額6,600円、「愛する家族のためにいざというとき子どもの世話になりたくない保険」は40歳男性が終身払いで月額3,000円と、「長生き支援終身」と比べてかなり安い保険料になっています。


民間の介護保険のメリット


民間の介護保険の多くは、要介護状態に認定された時だけでなく、死亡時や高度障害時にも保険金を受け取れます。また、「長生き支援終身」のように、80、85、90歳の時に総額で150万の健康祝い金がもらえるプランもあります。


まとめ


40歳以上の国民全員が公的介護保険に加入していますが、介護サービスの利用にあたっては原則として1割の自己負担が必要であり、また、要介護の程度によって受けられるサービスも限られています。保険の対象以外のサービスを受けようと思ったら、その分は自己負担しなければならないなど、公的介護保険制度では、介護に対して十分な備えがあるとは言えません。これから、さらに少子高齢化が進み、介護の負担は大きくなることが予想されます。いざという時に備えて、月々の保険料の負担少ない若いうちから、民間の保険会社の介護保険を準備しておく方が安心です。