アベノミクス発動から5年半。政治の混乱も叫ばれるなか、日本株は今後どのように動いていくのだろうか。あのジョージ・ソロス氏から運用を託され「最も長くソロス氏と付き合った日本人」と呼ばれた阿部修平氏(スパークス・グループ代表取締役社長)に、見通しと運用哲学について聞いた。(聞き手:ZUU online編集部 菅野陽平)※インタビューは4月25日に実施 ※文中敬称略
——阿部社長は30歳のときウォール街で独立し、あのジョージ・ソロス氏から運用を託されました。「ソロス氏と1番長く付き合った日本人」と呼ぶ人もいたそうですね。
当時は「一番長く付き合った日本人」と、よく周りの人から言われました。約3年ソロスさんのところにいましたので。いたというか、雇われていました。ただ、決して僕が優れていたからではありません。よく「能力的には大したことないけど、お前しかいないから」と言われていました。