2018年6月26日11時過ぎに志摩力男さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

昨日25日(月)のNY市場で、ナバロ米国家通商会議(NTC)委員長が、米CNBCのインタビューにおいて、「トランプ政権の通商政策は誤解されている。中国も他国からも米国への投資規制の計画はない」といった発言をしたことで、米ドル/円やクロス円が急反発する場面があった。しかし、貿易問題は依然マーケットのテーマとして大きく、米ドル/円は再び下落基調となっている。

現在の為替相場の戦略やスタンス

中国の景気に陰りが見え始めたことで、中国が金融緩和へシフトしている一方で、経済が好調な米国は金融引き締めに動いている。通貨では、中国人民元の下落、米ドルの上昇が予想され、この動きは他のマーケットにも波及するだろう。中国から資金が流出することで、上海株など中国株は下落する可能性が高い。こうした中、中国経済に敏感に反応する、資源国通貨の豪ドルの売りに妙味がありそうだ。そして、リスクオフ相場では、円が強く、特に豪ドル/円のショートが狙い目。また、取引ができるFX会社であれば、人民元/円のショート、もしくは米ドル/人民元のロングもいいだろう。人民元は、対米ドルで現在6.5ドル台で推移しているが、7.0ドル方向へ上昇するのではないかと見ている。

志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006-2008年ドイツ証券等、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任、その後香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立した後も、世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現在も現役トレーダーとして活躍する。志摩力男の実践リアルトレード

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。