2018年8月10日12時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)
現在の為替相場の傾向や相場観
昨日9日(木)に行われた日米通商協議(FFR)は、新味に欠ける内容となったが、本日10日(金)も引き続き協議が継続されるため、注意しておきたい。7月31日(火)に開催された日銀の金融政策決定会合の後から、全般的にクロス円が下落基調となっている。
現在の為替相場の戦略やスタンス
日銀の発表に対しては、円安派と円高派の両方がいるが、一定幅という条件付きではあるものの、日銀が長期金利の上昇を容認したことで、今後は円高に振れる可能性のほうが高いと予想している。そして、昨日9日(木)、ニュージーランドの中央銀行(RBNZ)は、現在の政策金利を2020年まで維持すると発表し、市場が予想していた2019年の利上げ時期が先延ばしとなった。これを受け、NZドルは下落しており、クロス円が軟調なことから、NZドル/円のショートを狙っている。
西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。