2018年9月20日10時時点に神田卓也さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

昨日19日(水)の米ドル/円は112円台前半で弱もち合いの展開。一時は約2カ月ぶりの高値を付けたが112.40円台で伸び悩むと112.10円台へ弱含む場面もあった。世界的な株高に加え、米10年債利回りが3.10%台に迫るなど、米長期金利が上昇するという絶好の地合いにもかかわらず小幅に下落した格好だ。四半期末が近付く中、持ち高調整的なドル売りに押された面もあるとはいえ、上値の重さを意識せずにはいられない動きであろう。

現在の為替相場の戦略やスタンス

利上げが確実視される来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に、ドル売りがさらに勢いを増す可能性は低いと見るが、中間期末を睨んだ本邦輸出企業の円転観測などから円売りにも傾きにくいと考えられる。米ドル/円は112円台前半を中心にもみ合う展開が続きそうだ。なお、本日20日(木)は自民党総裁選が行われるが、安倍総裁(首相)の三選が濃厚とみられており、予想通りの結果なら無風通過となる公算が大きい。

神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長上席研究員。1987年福岡大学法学部卒業後、第一証券(株)(現三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社)を経て、1991年(株)メイタン・トラディション入社。インターバンク市場にて、為替・資金・デリバティブ等の取引業務を担当し、国際金融市場に対する造詣を深める。2009年7月(株)外為どっとコム総合研究所入社。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。