2018年9月25日11時すぎに小林芳彦さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

米ドル/円は本日25日(火)、112.97円付近の高値を付け、現在、高値を狙いに行く動きとなっている。日足のチャートをみると、一目均衡表の雲も完全に上抜けた状態だ。下値が切り上がってきているため、待っていても下値を買うのが難しい状況だ。ただ、113円台に乗せて行っても、勢いよく114円台、115円台まで上昇という動きは想定していない。日本時間本日25日(火)の朝より、一日延期となっていた日米貿易協議(FFR)が始まるため、注目したい。

現在の為替相場の戦略やスタンス

本日25日(火)辺りは、そろそろ本邦輸出企業の小口の持ち込みがそれなりに出てきそうだ。そのため、夕方頃には、一時的に弱含む動きになるかも知れない。一方で本邦輸入企業は値が下がるタイミングを待ってみようという感じだろう。米ドル/円に関しては、112.50円を割ってくるようであれば、投げ売りが出ることも予想されるため、111円台後半から112.20円付近は押し目買いで臨みたいレベル。ただし、111.50円は、よほどロングが溜まるか、突発的なことがない限りは割れづらいとみているものの広めに想定し、今週の米ドル/円予想レンジは111.20~113.50円で設定。

小林芳彦
1979年3月慶応義塾大学商学部卒、同4月株式会社協和銀行入行。 外国為替研修生・営業店外国為替業務経験後、1987年から本店資金為替部調査役。 インターバンク(フォワード)ディーラー・カスタマーデスクヘッドなどを歴任後、1989年10月よりクレディスイス銀行(資金為替部長)、1997年クレディスイス・ファーストボストン銀行(シニアセールス)、1998年バイエリッシェ・ヒポ・フェラインス銀行(為替資金部長)、2001年バンク・オブ・アメリカ(為替資金部営業部長)で当局を含め、数十社の法人顧客を担当。「ユーロマネー誌(日本語版)」顧客投票「日本のディーラー・ベストセールス部門」を6年連続第1位、過去7回受賞。「短期為替予測部門」を5年連続第1位受賞。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。