先週末で2018年度の上半期の取引も終了となりましたが、9月に入って24,000円台を回復したこともあって日経平均の上半期のパフォーマンスは12.4%の上昇となりました。こうしたなか昨日の投資のヒントでは上半期に活躍しながらさらに上値余地がありそうな銘柄を取り上げましたが、今回は上半期のパフォーマンスこそ冴えなかったものの今後の挽回が期待されている銘柄をリストアップしてみました。

投資のヒント
(画像=PIXTA)

具体的にはTOPIX500採用銘柄を対象に上半期のパフォーマンスがマイナスだったもののなかから目標株価コンセンサスが上半期末の株価を3割以上上回るものをピックアップしています。そのなかにはSUMCO(3436)やSCREENホールディングス(7735)、東京エレクトロン(8035)、日立ハイテクノロジーズ(8036)など半導体関連の銘柄が多くみられ、例えば上半期に株価が2割以上下落した東京エレクトロンは目標株価コンセンサスが上半期末の株価を4割以上上回っています。

2018年度の上半期の株価パフォーマンスがマイナスで目標株価コンセンサスが株価を3割以上上回る主な銘柄
(画像=マネックス証券)

金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト

【関連リンク マネックス証券より】
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