先月下旬からスタートした小売り企業を中心とした2月決算企業の中間決算発表も先週で終了しましたが、その上期(3-8月期)決算は5割強の企業が営業増益を確保した一方で4割強の企業が営業減益となりました。こうしたなか投資のヒントではその上期決算を第1四半期(3-5月)と第2四半期(6-8月)に分解して、第1四半期は減益ながら第2四半期に増益に転じた銘柄や、反対に第1四半期は増益だったものの第2四半期に減益となった銘柄を取り上げてきました。

投資のヒント
(画像=PIXTA)

こうしたなか今回は第1四半期に続いて第2四半期も二桁以上の営業増益を確保した銘柄をピックアップしてみました。例えば良品計画(7453)では第1四半期の営業利益が前年同期比12.2%の増益となったうえ、第2四半期の営業利益も10.6%の増益となり2四半期連続で二桁増益となっています。また、ニトリホールディングス(9843)でも第1四半期の18.3%増益に続いて、第2四半期も13.6%増益となっています。

第1四半期に続いて第2四半期も二桁以上の増益となった2月決算銘柄
(画像=マネックス証券)

金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト

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