先月下旬からスタートした3月決算企業の中間決算発表も終了となりましたが、10月中に一足早く決算を発表した銘柄ではアナリストによる業績や目標株価の見直しもある程度進んだと思われます。そこで今回は先月31日に決算を発表したTOPIX500採用の3月期決算銘柄を対象に決算後に複数の目標株価の引き上げがみられるもの(足元の株価を上回るもののみ対象)をピックアップしてみました。

投資のヒント
(画像=PIXTA)

そのなかで目標株価の引き上げが目立ったのが村田製作所(6981)で、通期の営業利益の見通しを市場予想を上回る水準まで上方修正したことなどから決算発表後に5社が目標株価を引き上げています。また、HOYA(7741)でも4社が目標株価を引き上げたほか、TIS(3626)と電源開発(9513)、東京瓦斯(9531)でも決算発表後に3社が目標株価を引き上げています。

決算発表後に2社以上が目標株価を引き上げた銘柄
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金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト

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