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今、IT関連企業でクラウドサービス事業を手掛ける会社が増えており、クラウドの重要性が高まっています。今度上場するリアルワールドもクラウドサービス事業を手掛けていますがその成長性を調べてみました。


リアルワールドの会社概要

リアルワールドのホームページを開くと「暮らす事、働くこと、楽しい事」という文字が入ってきます。ネットからリアルへというネットを通じて新しいリアルの時代をつくっていくという同社のミッションは、200ページもわたるショッキングピンクの四角いバイブルを作成しており、このバイブルも今後大きく成長させていく中で、同社の設計図となる事を目的として作られたという事です。

同社は、平成17年、東京渋谷に株式会社リアルワールドを設立し、現在は、子会社4社で構成されています。主にポイントを活用したクラウド事業とポイント交換事業とで経営を行っている会社です。クラウドメディアの「Gendama」のサービス開始から始まり、ポイント交換を目的とした「ポイントスタイル」、仕事(作業)をしてポイントをためるクラウドソーシングサービスの「CROWD」などをつくってきました。

現在子会社ではすべてクラウド事業を行っていますが、それぞれの会社で分担、連携をしており、「株式会社リアルマーケティング」は、営業業務、「株式会社READO」は、カスタマーサポート業務とサイト運営業務の一部を行っています。海外にも展開しており、シンガポールにアジア統括を目的とした「REAL WORLD ASIA PTE.LTD」、インドネシアにクラウド事業を目的とした「PT.SITUS KARUNIA INDONESIA」を設立して現段階ではアジア地域の市場調査目的が主なようですが、将来は、アジアから海外展開を図っていく予定のようです。

主要株主は、クラウドメディア事業もあり、リクルート系やGMOなどの会社が株主となっています。主要な取引先は、ネット広告関係での主要な会社、アドウェイズやオプト、グリー、サイバーエージェントなどが名を連ねています。従業員は、70人ほどで平均年齢が29.3歳という若い会社です。


クラウドサービスとはどんなサービス?

クラウドとは、インターネットを通じてソフトやハードウエア、データベース、サーバーなどの仮想化技術を使う事で、1台のサーバーを複数台のコンピューターである事のような機能などを行う事ができ、そのような機能を使ってサービスを行う事をクラウドサービスと呼んでいます。リアルワールドでは、主に同社が運営するサイトに登録した会員をクラウド会員として、会社が得た収益をその会員に還元するという事業モデルを行っています。