いろいろあるけど、どの旅行会社が一番オトク?

下表に主な旅行積立をピックアップしました。期間によって利率がバラバラのため、どこが一番オトクなのか少し分かりにくいので、各社のオトクポイントも併せてご紹介します。

表1
(画像=トウシル)

JTBの旅行積立「たびたびバンク」

旅行積立を知ったらすぐに貯めて使いたいと思いますよね。そんな人のために、他社にはあまりない珍しいプランとして、貯めながらいつでも利用できる「フリープラン」があります。

翌年分については毎月プラン、一時払いプランで貯めつつ、今年分はフリープランを活用するのがオススメです。

フリープランとは利率は0.8%ですが、いつでも引き出し可能なので、使い勝手がいい積み立てだと言えます。

JTBは満期旅行券でJTBのウェブサイトから申し込みすることができます(ただし「WEB限定」プランには利用できません)。店頭に行く時間のない方におススメです。 また国際航空券のみの支払いにも利用可能です。ただし、国内航空券には使えませんのでご注意を。

日本旅行の旅行積立「ドリームプラン」

1年以上の一時払いが2%と高利率です。また、国内航空券、JR乗車券、各社私鉄券の支払いにも使えるところがうれしいです。

JAL旅行積立

サービス額は最初の1年間は3%、1年後からは2.5%と旅行会社に比べて高利率です。JALカードに限られますがクレジットカード払いが可能です。JALカード払いでショッピングマイルも貯まります。満期で受け取るJAL旅行券はJALグループの航空券、ツアー、ホテル、機内販売などに利用できます。

ANA旅行積立

サービス額は最初の1年間は3%、1年後からは2.25%。こちらも旅行会社に比べると高利率です。ウェブサイト申し込みの場合、ANAカードに限られますがクレジットカード払いが可能。ANAカード払いにするとポイントが貯まります。口座振替の場合でもスルガ銀行ANA支店口座引き落としにするとマイルが貯まります。満期で受け取るANA旅行券はANAグループの航空券、ツアー、機内販売、ホテル、ゴルフなどに利用できますが、「WEB限定」ツアーにも利用できるのがうれしいポイントです。

旅行積立活用術まとめ

どの会社もなかなか魅力的ですが、積み立てを実施している旅行会社を選ぶ際の基準は自分が利用する交通手段に利用できるかどうか。

利率のよさで選ぶのではなく、旅行の際の交通手段をまず考えた上で、満期に受け取る旅行券がその交通手段に使うことができる旅行会社に決定するとよいでしょう。その際の予算の考慮も忘れずに。有効期限内に旅行券を使えるよう気をつけてください。

買い物の予定があるならデパート積立、旅行の予定があるなら旅行積立。目的と予算に合わせて上手に活用してください。

橋本 絵美(はしもと えみ)
FPフローリスト
ファイナンシャル・プランナー(FP)。
福岡県出身。慶應義塾大学商学部卒。1男4女を育てるママFP。お金とモノとの付き合い方を踏まえた、お片づけプランナーとしても活動中。貯まる家計の仕組みづくりを得意とする。2級FP(ファイナンシャル・プランニング)技能士。二種証券外務員。片付けプランナー。FPフローリスト所属。

(提供=トウシル

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