昨年の12月中旬から始まった小売り企業を中心とした2月決算企業の第3四半期決算発表も先週で終了となりましたが、その結果をみると半数以上の企業が営業増益を確保しました。しかし、そのように9カ月間累計で増益となった銘柄も3カ月ごとに分解してみると期初から増益を続けてきた企業は決して多くありません。
そこで今回は第1四半期(3カ月)から第3四半期(3カ月)まで増益を維持できている2月決算企業をピックアップしてみました。例えばセブン&アイ・ホールディングス(3382)では第1四半期から第3四半期まで2-3%程度の増益を手堅く続けているほか、イオン(8267)も第1四半期に8%余りの増益となったのに続き、第2四半期が4%近い増益に、そして第3四半期に8%近い増益となっています。
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト
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