先々週からスタートした3月決算企業の中間決算発表が先週から本格化しています。こうしたなかTOPIX500採用銘柄に限ると先月31日がピークとなりました。しかし、2月に入ってもまだまだ多くの企業が決算発表を予定しており、昨日もTOPIX500採用銘柄で30社以上の企業が決算を発表しています。そこで今回は2月6日の決算発表をTOPIX500採用の3月決算銘柄を対象に早速集計してみました。

投資のヒント
(画像=PIXTA)

そのなかでも注目を集めたのがトヨタ(7203)とソフトバンクグループ(9984)で、米国会計基準の変更を受けて株式の評価損を計上したことで通期の最終損益の見通しを下方修正したこともあってトヨタの株価は小幅に下落しました。一方でソフトバンクグループの株価は第3四半期の営業利益が大幅増益となったうえ、自社株買いも発表したこともあって大幅高となっています。

決算集計(2月6日発表分) 決算集計(2月6日発表分)
(画像=マネックス証券)

もう一つのヒント

●明日の決算発表スケジュールは

先々週からスタートした3月期決算企業の第3四半期決算はTOPIX500採用銘柄に限ると31日がピークとなりました。しかし、今週も多くの企業が決算発表を予定しています。こうしたなか明日は東レ(3402)やオリンパス(7733)、三井不動産(8801)、三菱地所(8802)などが決算を発表する予定です。

金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト

【関連リンク マネックス証券より】
銀行業界3Q決算:全くぱっとしないが、3~5%の配当利回りは引き続き魅力
ドルのロング縮小 多くの通貨に対して弱含み
日本株が巻き戻すきっかけは?
中国景気はいまだ晴れず警戒継続 引き続き守備的なポートフォリオを推奨
円高懸念という妄信