先月下旬からスタートし先々週で終了となった3月期決算銘柄の第3四半期決算発表ですが、それと並行して行われていたのが12月決算銘柄の本決算発表です。それも先々週末のブリヂストン(5108)などの決算発表でほぼ終了となりましたが、6割近い企業が営業増益を確保し、3割強の企業が最高益を更新しています。

そこで今回は前期に営業最高益を更新した12月決算銘柄のなかから10年以上前の最高益を更新したものをピックアップしてみました。例えば東海カーボン(5301)と日本カーボン(5302)では、中国の環境対策という特需を受けて主力の黒鉛電極の価格が大きく上昇したことなどで2008年12月期の最高益を大幅に上回って前期に10年ぶりに最高益を更新しています。

10年以上前の最高益を更新した12月決算銘柄
(画像=マネックス証券)

金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト

【関連リンク マネックス証券より】
大詰めを迎える米中協議の行方が最大の材料に 日経平均はまず半値戻し達成を目指す
お客様感謝デーと暗号技術の進化
「悪い」は現在 「良くなっている」は変化の方向
日本株・米国株の見通し
米地銀に再度強気:過去最大級の業界再編も