先月下旬からスタートし先々週で終了となった3月期決算銘柄の第3四半期決算発表ですが、それと並行して行われていたのが12月決算銘柄の本決算発表です。それも先々週末のブリヂストン(5108)などの決算発表でほぼ終了となりましたが、6割近い企業が営業増益を確保し、3割強の企業が最高益を更新しています。

投資のヒント
(画像=PIXTA)

そこで今回は前期に営業最高益を更新した12月決算銘柄のなかから一昨年に続いて最高益を更新した銘柄をピックアップしてみました。例えば昭和電工(4004)は中国の環境対策という特需を受けての黒鉛電極の値上げにより営業利益が前期比2.3倍と急拡大し前々期に続いて最高益を更新しています。また、資生堂(4911)でも35%近い大幅な営業増益で前々期に続いて最高益を更新しています。

前期に一昨年に続いて最高益を更新した12月決算銘柄
(画像=マネックス証券)

金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト

【関連リンク マネックス証券より】
「東証プレミアム市場」の影響:地銀には一見マイナスだが、増配、再編の可能性も
円がショートに転換 ドルのネット・ロング拡大
日本株の戻りが弱い背景
お客様感謝デーと暗号技術の進化
大詰めを迎える米中協議の行方が最大の材料に 日経平均はまず半値戻し達成を目指す