ジャパンネット銀行はデビットカードが作りやすく、ATM手数料もお手頃。日本ではネットバングとして最も長い歴史を持つネット銀行で、普通口座の利息が毎月振り込まれるという特徴があります。ATM利用料は誰でも月1回は無料ですが、条件によって2回目以降もずっと無料にすることができます。今回はジャパンネット銀行のサービスをよりお得に使いこなす方法をご紹介します。

ジャパンネット銀行とは

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(画像=PIXTA)

ジャパンネット銀行は「JNB」とも略され、日本初のインターネット専業銀行として2000年10月に営業を開始しました。インターネット専業だからこそセキュリティー面に力を入れており、高度なセキュリティー技術を採用しています。

特に、ワンタイムパスワード生成機器「トークン」をすべての口座開設者に無料で提供することで、取引時の本人確認を徹底しています。

オークション利用者に人気

オークションサイト「ヤフオク!」を利用する方はジャパンネット銀行が便利です。「かんたん決済」を利用してジャパンネット銀行の口座から支払うと、落札金額の2%分のTポイントが貯まります。しかもその際、手数料は1円もかかりません。

厳密には「Yahoo!かんたん決済」のうち、「預金払い」で支払った場合に2%分のTポイントが貯まります。インターネットバンキングや「ジャパンネット銀行支払い」で支払った場合は1%分が貯まります。もちろん、24時間365日の振り込みが可能です。

審査不要でデビットカードが作れる

ジャパンネット銀行では、銀行口座を保有している人は無料でVisaデビットを利用することができます。発行手数料・年会費はもちろん無料。Visaのクレジットカードと同じように、世界中で利用できるVisaデビットカードを簡単に発行することができます。キャッシュカード一体型ですのでお財布の中もかさばりません。

ATM利用料がかからないってホント?

誰でも月1回まで入出金が無料

誰でも入金・出金、それぞれ月1回無料で利用できます。2回目以降は提携ATMで3万円未満の入出金をする場合、1回当たり162円の手数料がかかります(ゆうちょ銀行の場合、3万円未満で324円)。

2回目以降もずっと無料にする方法

ジャパンネット銀行のATM利用料は、1回3万円未満の取引だと162円の手数料がかかります。しかし、3万円以上の入出金であれば、何度でも無料でATMが利用できます。ATMを頻繁に利用する方はこれを利用しない手はありません。

例えば、1万円だけを引き出したい場合も、先に4万円をおろして3万円戻せば、少し手間はかかりますが手数料はかかりません。

コンビニATMが使える

セブン―イレブンやローソン、ファミリーマートなど大手コンビニエンスストアのATMと提携しており、原則24時間365日、入出金や振り込みが可能です。振り込みや残高照会だけなら、パソコンやスマホからも可能なので、入出金のとき以外はATMに行く必要はありません。

ジャパンネット銀行が人気の理由

ATMやデビット機能以外にも、ジャパンネット銀行が人気の理由があります。例えば、Tポイントが現金化できる、毎月利息が振り込まれるなど、他行とはちょっと違ったサービスが魅力です。

加えて、法人・個人を問わず、三井住友銀行グループとしての連携を生かしたサービスが強みです。投資信託(JNB投資信託)やFX(外国為替証拠金取引)など、各種金融商品も充実度を増しており、難しいと思われがちな資産運用を身近に感じさせてくれるネットバンクといえます。

スマホ決済PayPayに対応

PayPayはスマートフォンで簡単に支払いができるサービスです。具体的な利用方法は、まずジャパンネット銀行口座からPayPayへ資金をチャージします。チャージの方法は、PayPayのアプリを開き、チャージ画面で「ジャパンネット銀行」を選択し、金額を指定するだけなのでとても簡単です。

あとはお買い物の際に店頭のレジでPayPayアプリを開き、QRコードかバーコードを提示するだけで決済が完了します。

ちなみに、PayPayアプリの「クレジットカードの追加」機能では、JNB Visaデビットカードを登録することも可能。クレジットカードのような後払いではなく、Visaデビットで支払うと、すぐに口座から代金が引き落とされ、通帳にも明細が都度記載されます。

2019年2月から無料送金アプリ「pring」に対応

株式会社pringが提供する「pring(プリン)」は、お金を「おくる、もらう、払う、チャージする、口座に戻す」がすべて無料でできる画期的な送金アプリです。2019年2月からジャパンネット銀行と提携したため、ジャパンネット銀行に普通預金口座を持っていれば、友人や家族との送受金をアプリで簡単に、しかもすべて無料で利用することができます。

時間の制限もなしにいつでも利用でき、やりとりしたお金はいったんアプリ内に保管されますが、お好きなタイミングで銀行口座を通じて現金化することができます。

お得な情報を見逃さず上手にお金を管理しよう

「ATMを使うと手数料がかかる」「お金を送金すると費用がかかる」という話はネットバンクの発展により過去の話になりつつあります。自分の資産を効率よく損もなく運用していくために、正しい情報をきちんと収集してスマートにお金の管理をしていきたいものですね。

文・木村茉衣(ファイナンシャル・プランナー)/fuelle

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